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【ASD(自閉スペクトラム症)とは】ASDの長所や向いている職業を紹介!

【ASD(自閉スペクトラム症)とは】ASDの長所や向いている職業を紹介!

こんにちは!熊本市西区にあるサック就労移行支援センターです(*^-^*)
今回は、ASD(自閉スペクトラム症)の長所や向いている職業をご紹介いたします!

ASDについてや家族の支援については、前回の記事【ASD(自閉スペクトラム症)とは】特性や悩み、対処法について~家族の支援例もご紹介~をご覧ください🌼

ASDとは?

大人のASDの特徴としては

▼対人関係やコミュニケーション障害 ・相手の感情やニュアンスを読み取るのが苦手
・社交的な発言が難しい
・集団活動が苦手
・会話中、視線を合わせることができない など

▼強いこだわりや興味の偏り ・物事をこなす手順やルールなどに執着する
・急な予定変更への臨機応変な対応が難しい
・興味の対象が限定的で偏りがある
・興味関心があることには時間も忘れるほど熱中する など

▼外的な刺激の感覚過敏・感覚鈍麻 ・蛍光灯などの灯りが異常に眩しく感じる
・人が気付かないような物音や匂いにも敏感に気付く
・洋服のタグや肌触りが気になる
・人から触られることに抵抗感がある
・特定の食べ物しか食べない、偏食がある
・特定の触感が苦手
(五感を感じにくいなどの感覚鈍麻の場合もあり)

などが挙げられます。

ASDの長所

ASDのことで調べたり悩んだりすると、自分の短所ばかりが目に入ってくるかもれません。
しかし、ASDの特徴の中にはもちろん長所もあります!

ASDの長所

ASDを持っている方の長所は、端的に言えば自分の興味があることに、専門性や高いスキルを身に着ける集中力があります。

例として、以下のようなものが挙げられます。

・自分の興味のある分野に対して高い集中力を発揮
・周りに流されにくい
・精神的に自立している
・ルールや規律をしっかり守る
・視覚的(あるいは、聴覚的)な記憶力が優れている
・コツコツと同じ作業を継続することができる
・行動に裏表がなく、誠実である

自分の”得意なこと”も紙に書きだしてみて、整理してみるとよいでしょう!
周りの人に聞いてみると、新たな自分の強みを知る機会になるかもしれません(*^-^*)

ASDの方の職業について

ASDと診断された方の中には、もちろん向いている職業や向いていない職業などもあります。

ASDの方が向いている職業

▼清掃員 自分の担当範囲がはっきりしているため、仕事の内容が分かりやすいです。決められた時間内に作業が終わるように、自分で時間配分を決めながら進めることができるので、落ち着いて作業ができます。ルールやマニュアルをしっかりと守ることができるので、清掃などの定型型の業務はASDの方に向いています。

▼調理補助 食器洗いや、マニュアルに沿って食材を盛り付けるなど、視覚的に示されている作業があります。お店によってはお客さんと直接対面する必要がない場合もあり、対人関係での困難も最小限に抑えられます。自炊のスキルを磨きたい方や調理に興味がある方におすすめです。

▼事務、データ入力 正確さや細かい作業が求められる仕事で、一つの作業に集中できる職種です。WordやExcelなどのスキルが必要になります。コミュニケーション能力も必要ですが、明確なルールと業務範囲があるため、ASDの特徴を活かしやすい職種です。細部にも注意することができる特性も、見逃してしまいがちなミスや問題点に気づくことにつながります。

▼トラック運転 運転や荷下ろしなどの体力や、集中力、責任感が求められます。ルートの計画や時間管理など、計画的に物事を進めていくことができます。通行止めや交通渋滞などがあった場合に、柔軟に対応や落ち着いて次の手立てを考えることは必要です。一人で仕事をすることが基本であるため、比較的に人と接する機会は少ないので運転することが好きな方にとっては向いています。

▼工場作業員 繰り返し行う作業が多く、一つの作業に集中できます。また、業種も様々で、選択肢の幅も広いです。食品関係では、肉や魚などの加工・パック詰め、コンビニ弁当などの調理・盛り付け、お菓子の製造など、たくさんの製品がライン作業で生産されています。自動車関係では、部品の溶接や塗装のほかに、部品の製造や組立てなど、様々な作業があります。電子部品のライン作業では、小さな部品を扱うことが多く、ドライバーなどを使って、細かいパーツを組み立てていきます。化粧品関係のライン作業は、主にできあがった化粧品の容器詰め、ラベル貼り、梱包などの作業を行います。力仕事がなく、女性でも安心して働けます。

▼カメラマン 一つの被写体に集中し、美しい写真を撮ることができる職種です。写真技術と芸術的センスが必要で、被写体の魅力を最大限に引き出す視点が求められます。クライアントの明確な要望に応える能力と、コミュニケーション力が必要ですが、被写体が動物や風景であれば一人で黙々と撮影を行うこともできます。カメラに興味がある方にとっては、専門スキルを高めるASDの強みを発揮することができるでしょう。

▼Webデザイナー デザインのセンスとコーディングスキルが求められます。デザインの勉強は必要不可欠ですが、ゆがみやズレ、違和感など細部への注意ができる特性や、HTMLやCSS、JavaScriptなどを扱うコーディングでは論理的問題解決や情報処理能力が必要なため、ASDの方には向いているといえるでしょう。また、パソコンでの作業となるため在宅での仕事が可能な場合もあります。

▼プログラマー プログラマーはプログラミング言語を用いてアプリやサービス、システムを作る仕事です。専門知識が必要で、ルールやロジックに従いプログラムを組み立てていくので、論理的思考を得意とするASDの方には向いているといえるでしょう。また、パソコンでの作業となるため、在宅勤務やフリーランスで働くという選択肢もあります。

▼その他 上記の向いている職業は、一部に過ぎません。自分の興味がある分野につて考えてみたり、自分が働くうえで大切にしたいことを考えて仕事探しや職場選びをすることが重要です。

ASDの方が向いていないかもしれない業務と、職場選びで気を付けるべき点

ASDの方が向いていないかもしれない業務

ASDの人が向いていないかもしれない業務には以下のようなものが挙げられます。

  • 短時間で複数の要求を処理する仕事
  • コミュニケーション能力が重視される仕事
  • 突発的な対応柔軟な対応が求められる仕事

例えば、営業職や、毎回違うお客さんの対応をする接客業などは、コミュニケーション能力や突発的な対応、マルチタスクなどが考えられるので、ASDの方は困り感を抱かれるかもしれません。

職場選びで気を付けるべき点

不定期な働き方が求められる職場

たとえば、”工場作業員”といっても、ASDの方の強みである一つの作業に集中できる能力を発揮できる面もあれば、工場によっては残業や夜勤が不定期にある職場もあります。

異動がある職場

大規模な企業であれば部署異動も考えられ、作業が慣れてきた頃に別の業務に異動となってしまったり、相談できていた上司や同僚が変わることにより、対人関係で悩まれ、働きづらさを感じた方もいます。

このように職種は同じであっても、職場の雰囲気や求められることなどは違うため、より企業を知るためにも企業見学や企業体験を行っておくことも重要です。
企業見学では、あらかじめ質問事項をメモしておき、実際に働いている方に話を聞いてみるのも良いでしょう。

雇用枠・働き方を見直す

また、雇用枠・働き方を見直すという選択肢もあります。
障害者雇用枠では、発達障害の特性や程度に応じて業務内容・業務量への配慮を得られながら働くことができます。

障害をお持ちの方の働き方について詳しく知りたい方は、前の記事【障害者枠での就労と一般枠での就労について】~それぞれの特徴や選び方のコツ~をご覧ください🌼

自分の特性を活かす職場で働くために

就職活動を行う上で、熊本に在住の方や熊本で働きたい方は、サックのような就労移行支援を利用するのもいいでしょう(*^-^*)
就労移行支援では、一般企業への就職を目指す障害をお持ちの方(18~65歳未満)を対象に
就職活動をサポートする福祉サービスを提供しています。

サックでは、自己理解を深めるプログラムや、得意を磨くプログラム、またスキルアップができるトレーニングを実施しております。
お一人お一人に合った職場探しを、利用者さんと一緒に行います!

一般企業への障害者雇用枠はもちろん、様々なかたちでの就職を応援します。
特に熊本での企業体験や、熊本の企業での実務訓練の同行などの就職前のサポート、
安定した職場定着となるよう、就職後のサポートにも力を入れています(*^-^*)!

障害者実務訓練の相談窓口