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アサーションとは?〜就労の中での自分の気持ちの伝え方〜

こんにちは!熊本市西区にあるサック就労移行支援センターです(*^-^*)

みなさんはアサーションというのを知っていますか?
アサーションとは『相手のことを尊重しながら自分の主張もおこなう』というコミュニケーションスキルのことです。

就労している職場で自分の気持ちや意見を言えずに、周りに合わせてしまう…
逆に、つい自分の意見や主張を相手に押し付けてしまいがち…など、
職場で業務を進めるにあたって気になったことはありませんか?

職場で気持ちや意見を我慢すれば自分が疲れてしまうし、主張を押し付けてしまえば同僚から遠ざけられてしまう。

自他ともに尊重するコミュニケーションスキル「アサーション」を学んで、就労先の人間関係を良好なものにしていきましょう!

【アサーション】〜自分の気持ちを上手に伝えよう〜

アサーションの効果

そもそも、アサーションができればどんなことが良くなるのか?

アサーションのメリット

アサーションを知って使えるようになると、自分と違った立場、意見を持った人と友好な関係を築くことができるようになり、自分の幅が広がるといったメリットがあります。

また、相手の気持ちを汲みとりつつも自分の気持ちや意見を相手に伝えることにより、対等な人間関係を築けるので、ストレスを感じる機会も少なくなるといった効果があります。

このように、アサーションは職場内やプライベートでのコミュニケーションなど、どちらにも使えるスキルです。

まずは、自分のタイプを知りましょう!
アサーションを身につける方法や工夫もご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてみてください!

アサーションのデメリット

アサーションのデメリットについて、実はこれといった明確なデメリットはありません。

しかし、就労先の職場では研修プログラムに含まれていたり、強要するような人も中にはいます。

そのため、そもそもあまり主張的なほうでない方や、職場で友好関係を気付きたくないといった方は、職業や業界を絞り、あまり人と接触しないでも働ける就労先を選ぶのもひとつの正しい選択かもしれないです。

あなたのタイプはどれ?

①アグレッシブ(攻撃タイプ)

競争心が強く、思っていることをはっきり言うタイプ。
自分が優位に立っておきたい、相手を自分の思い通りにしたいという気持ちが強い。
相手の意見を無視・軽視して、結果的に自分の価値観を押し付けてしまうなどの言動がみられる。

②ノン・アサーティブ(非主張タイプ)

自分の意見は言えず、他者の意見を優先してしまうタイプ。
自分に自信が持てず、相手の反応をうかがいながら発言や行動するので、人間関係にストレスを感じやすい。人の意見に従うため、責任感が育たず言い訳が多いのも特徴。

③アサーティブ(攻撃タイプと非主張タイプの黄金比)

相手の意見も汲みとりつつ自分の主張も出来るので、互いの意見を聞き合って適切な結論を導き出すことができる。アサーションが理想とするタイプで、アグレッシブタイプとノン・アサーティブタイプの良い面を持ち合わせており、対等で良好な人間関係を築くことができる。

アサーショントレーニング!

DESC法

DESC法とは、4ステップDiscribeExplanationSuggestChooseそれぞれの頭文字をつなげたもの。

Discribe(描写)客観的に事実を伝える
Explanation(説明)Discribe(描写)に対する自分の意見や感情を伝える
Suggest(提案)相手の求めているものを解決するためのアイデアや代替案提案する
Choose(選択 )提案の実行/不実行による結果を伝える

例題1:あなたが納期間近の企画書を作成中に、上司から「急ぎで今週必要な会議の資料を作成してほしい!」とお願いされた場合。

D客観的に事実を伝える今、●日納期の企画書を作成しており、このスケジュールでは仕事を受けられないと伝える
E自分の意見や感情を伝える仕事は受けたいが、このまま引き受けてしまうと迷惑がかかると伝える
S相手の求めているものを解決策として提案する企画書の納期を●日延期してもらえるか提案する
または会議の資料作成の業務の分割を提案する
C提案の実行/不実行による結果を伝える提案した内容であれば引き受けることは可能であると伝える

例題2:友人から、興味のないイベントに誘われたが断りたいとき。

D客観的に事実を伝えるイベントの日は都合が悪いことを伝える。
E自分の意見や感情を伝えるお誘いはありがたく、残念だが、今回は参加しないことを伝える。
S相手の求めているものを解決策として提案する二人の都合の合う日に、ランチをしながらゆっくり話そうと提案する。
C提案の実行/不実行による結果を伝える●日であれば空いていると伝える。

必ずしもこれが正しい返答というわけではないのですが、上記のように代替案を提示することにより相手のことも尊重しながら、自分の主張もおこなうことができます。

しかし、この4ステップでとっさに言葉にして相手に伝えるのは難しいですよね。

そんなときは、すぐに返事をするのではなく「少しだけ考えさせてください」など、自分の頭を整理して相手に伝えることも良いと思いますよ(*^-^*)

Iメッセージ

Iメッセージとは、I(私)を主語にして意見や気持ちを伝えるという方法です。

「あなたはどうして〇〇なの!」

「あなたが〇〇したせいで!」

「あなたの〇〇は間違っているよ!」

という表現を

「私は〇〇してくれると助かる」

「私は〇〇されて悲しかった/傷ついた」

「私は〇〇だと思うよ」

に変えてみるだけで、言葉がやわらかく感じますよね♪

是非今日から実践してみましょう(*^-^*)

おわりに

サックでも以前、アサーションのトレーニングをおこなったことがあります。

その際は、例題に沿ってロールプレイ(役割演技)形式でおこないました!

面と向かって会話をする時には、言葉のみならず、‘‘表情‘‘‘‘声色‘‘も相手に思いを伝える重要な役割を担っていることに気づきました。

友人へ文面で伝える時には、‘‘絵文字‘‘を活用するのも良いですね♪

サックでは、こういったロールプレイを取り入れながら、コミュニケーションのトレーニングも行います!

焦る必要はありません(*^-^*)
‘‘トレーニング‘‘や‘‘日常‘‘から学ぶという姿勢はスタッフも一緒です!


熊本市西区にあるサック就労支援センターでは、日曜以外、AM:8時30分から営業しているので、お気軽にご連絡下さい!