書籍【感情の整理ができる人は、うまくいく】
こんにちは!
サック就労移行支援センターです!(^^)!
今回は最近読んだ本をもとにブログを書いていきたいと思います。
「感情の整理ができる人は、うまくいく」
著者:有川真由美さん
まんが:Jamさん
この本の冒頭では、
自分のネガティブな感情に手を焼いて、引きずられる人生
自分の感情を整えて、喜びや楽しさ、幸せを手に入れていく人生。
あなたは、どちらの道を選びますか?
という問いかけがあります。
もちろん、後者の人生を選びたい!
ですが、なかなか感情の整理って難しいですよね。
”自分の感情とうまく向き合うコツ”をまんが形式で紹介・解説してあり、
とても読みやすい本となっております。
特に印象に残ったところや、読んでみての感想、それに関連するサックでのトレーニングの内容もまとめていますのでぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです(*^-^*)
人生をうまくすすめている人の共通点
まず、著者は『人生をうまくすすめている人の共通点は、自分の”感情”と”現実”との折り合いをつけるのがうまい。』と述べています。
また、『感情はとても大切なことを教えてくれる”メッセージ”』でもあるとし、
『感情をムシするのではなく、抑えるのでもなく、「まぁ、そうなるよね」と受け止めながら整理していきましょう。』と言っています。
著書は「怒り」という感情がいちばん整理できない感情なのかもしれないと述べたうえで、「怒り」という感情でどんなに私たちが”損”をしているかを解説しています。
「怒り」の感情で損していること
・エネルギーの無駄
・判断力が鈍る(言動が制御不能になりやすい)
・怒ってばかりの人には、人が近寄らない
・現実を受け入れられない(自分が正しく、相手が間違っていると思い怒っているため)
・怒ってもぜったいに他人は変えられない
・コミュニケーションがとれなくなる
などを挙げています。
「なにをすればいいか」だけをシンプルに考える
感情の整理ができていない人は、ものごとを拡大し、複雑に考えてしまう傾向があるといいます。
そこで、いま抱えている問題を「相手の問題」か「自分の問題」のどちらであるかを考えてみることを提案しています。
「相手の問題」の場合
他人のことでイライラしているのであれば、考えてどうにかなる問題ではないでしょう。
お願いしてどうにかなる問題であればいいのですが、ほとんどの場合、「しょうがない」とあきらめてさっさと切り替えたほうが賢明だと書かれています。
「自分の問題」の場合
自分のことでイライラしている場合は、「なにをするべきか」をシンプルに考えて、解決していくのみ。「これをやるしかない」と単純に考えれば、何度失敗しても、また立ち上がって、進んでいくことができるのです。と書かれています。
読んでみての感想
まずは相手の話を聞こう
相手の話を聞いて初めて、相手の言い分であったり、「自分も悪かったなぁ…」と気づくことがありますよね。
人の話を聞く、その上で自分の考えや気持ちを話すのは大切なことだと改めて感じました。
過去の記事アサーションとは?〜就労の中での自分の気持ちの伝え方〜では、
『相手のことを尊重しながら自分の主張もおこなう』アサーションについて解説していますので、ご参考にされてみてください(*^^*)
問題を整理して考えよう
イライラの感情に限らず、落ち込んだり悩んだりしたときに「自分でどうにかできることなのか」「自分ではどうしようもないことなのか」を考える癖をつけよう思いました。
”今の自分にできること”を探してみて行動に移したり、工夫してみたり、自分ではどうしようもないことは、思い切って人に頼ってみたり、一見ネガティブに思えるものごとのプラス面を探して、ポジティブにものごとを解釈することも良いのではないかと思いました。
自分の機嫌は自分でとる
この本では、不機嫌な人に自分が振り回されないようにするための心得も紹介されています。
「自分の機嫌は自分でとる」というように、自分の機嫌で相手に不愉快な思いをさせてはいけないし、相手が不機嫌な態度でいようと”自分の責任ではない”と、割り切るところも大切だと思いました。
不機嫌な態度でエネルギーを発散するのではなく、冷静に自分の気持ちや考えを相手に伝える、相手の思いを聞くことにエネルギーを注ぎたいと思いました。
【コミュニケーショントレーニング】
サックでも、以前「マイナスな感情を冷静に伝える」というコミュニケーションのトレーニングを実施しました。
最近身の回りで起こった事例を出しながら、スタッフと利用者さんで「こういう言葉で伝えたら良いのでは?」や「こんな風に言ってもらえると嬉しい!」などを話し合いました(*^^*)!
事例1【”母を買い物に連れて行く途中、母が財布を忘れたとのことだったのでATMに寄ったが、通帳なども一式忘れていて、何度も謝る母をなだめたかった”】
→運転中だったこともあり、「大丈夫だよ」とは繰り返し伝えたが、「ごめんね。」と何度も謝っていたので、他にいい対応はなかったのか?
①「解決策(お金は立替ておくなど)を伝えたうえで、話題を変えたら良かったのでは」
②「あぁ、じゃあ今日はウィンドーショッピングに変更ね!などと冗談やユーモアで返されると、(怒っていないんだなと安心できて)落ち着くことができる」
などという意見がでました。
自分だとこうしてもらったら嬉しい!という視点で考えてみるのも良いですね(*^-^*)
また、気持ちに余裕があると相手への声掛けもしやすいものです(*´ω`*)
事例2【”狭い道から対向車が来た際、当然のように道を譲れと「下がれ」と言いながら手でレクチャーしてきた”】
→明らかに相手側が離合したほうが早いとは思いながらも道は譲ったが、横柄な態度に不快感が続いた。
①反面教師にする
②「残念な人だ」と思い、気持ちを切り替える
などという意見がでました。
作者も怒りは「エネルギーの無駄」、「怒ってもぜったいに他人は変えられない」と言っているように
気持ちを切り替えた方が自分にとって良いですよね(*^-^*)
事例3【”自分の駐車場が度々近隣のお店のお客さんに使用されていて迷惑している”】
→穏便に済ませたいので駐車禁止のコーンを設置したり、その都度移動をお願いしているが、内心はイライラしている。
①次回もこのようなことがあった場合、どうするかを伝えておく
という意見がでました。
その場で勢いで言ってしまうのではなく、前もって「こう伝えよう!」と決めておくと冷静に伝えることができそうですね(*^-^*)!
このコミュニケーショントレーニングでは、いろいろなアイディアがでたり、自分の気持ちに共感する言葉がでました。
自分の何気なく感じている”モヤモヤ”を口にして話したり、それを親身に聞いて助言や共感してくれる人がいることで、自分の気持ちも前向きになれたような気がします(*^-^*)
おわりに
本って作者の伝えたいものがギュッと詰まっていて良いですね(*´ω`*)
自分で気づき、自分のタイミングで、その時の自分に必要なことを吸収する。
次またこの本を読むときは、今回とは違うところが心に残ったり、感じるものが違うかもしれない。
これからも、読んだ本の紹介や感想をまとめていきたいと思います。
みなさんのお勧めの本も教えていただけると嬉しいです!
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